9月29日(土)開催!地震に強くてエアコン一台で過ごせる勾配天井が気持ちいい平屋の見学会
私たちはマンションリノベーション専門店として住まいづくりのお手伝いをしているのですが、様々なご縁で一戸建ての住宅を建てることもあります。
今回、そんなご縁があって今月ようやく完成をしました。平屋の家です。
当たり前のことかもしれませんが、住まいは「暮らす人がそこで心地よく暮らせる住まいであること」が大事です。
そのためには抑えておくべきポイントがたくさんありますが、ここでは大きく3つに絞ってお伝えします。
①基本性能が高いこと
この住まいは構造計算をして耐震等級3を確保しています。近年の地震被害を見ても、可能な限り高い耐震性能を持たせることは非常に重要なことです。
また断熱性能はHEAT20のG2グレード以上の性能となっています。非常に高い断熱性能を持っているのですが、エアコン一台で家の中の冷暖房が十分可能となるレベルの性能だとご理解いただければよいと思います。
耐震性、断熱性以外に、ここでもう一つ重視しておきたいのが「耐久性」です。外壁にはそとん壁という耐久性もメンテナンス性にも優れた左官職人による塗り壁を採用しています。
住まいのメンテナンスは通常10~15年後に外壁の塗装が発生することが多いのですが、そとん壁は基本的にはそのまま何もしなくても良いような外壁仕上げ材です(汚れは付着するのでそれをどう対処するかは考え方次第ではあるのですが・・・)。
②無理のない構造でありつつ暮らしやすいプラン
いい家というのはそこに暮らす人が暮らしやすいと感じることができる住まいだと思います。
だからそこで暮らす人の価値観が強く反映されるのですが、だからといってただ暮らす人の希望を詰め込んでいけば暮らしやすいかというとそうではありません。
例えば収納がたくさん欲しい、と言われたからと言って何も考えずに収納量だけを増やしても暮らしやすい住まいにはなりません。そこに何を収納するのかということがわかっていて計画することが大事なのです。
どのような暮らしをそこでするのか?あるいはしたいのか?
しっかりと意見のやり取りをし、意図を引き出したり、時には意見に対して反対する(ダメ出しとはちがって理由をつけて)ことも大切です。そうして初めて暮らしやすいプランが出来上がります。
さらに大事なことは「構造バランスも同時に考えてプランを考える」ということです。木造住宅はいい方は悪いのですが、プランを優先して考えてしまっても構造的に何とかなってしまうことが多いです。すると変な凸凹ができたりします。
特に平屋は2階の構造を考えなくても良い分、凸凹しがちなのです(なお優れたプランはそういうい凸凹が構造的な弱さにはつながらないように計画されています)。
でも高い耐震性を持たせるにはよい構造とはいえませんし、実際に耐震性に難があることも多いんです。だから構造的に無理な木組みとならないように検討しつつプランをまとめる力が必要となります。
③いい雰囲気であること
感覚的な心地よさはとても重要な要素なので、私たちは自然の素材をできる限り素材の良さを生かしてつくることをオススメしています。また変な装飾性を持たせないようにしています。
雰囲気や見た目というのは個人の好みですから、暮らす人が満足すればそれでいい、という意見もあります。
シンプルですっきりした雰囲気とか、カフェ風の家とかいろんないい方がありますが、時間が経っても飽きが来ず、時を重ねることが味わい深さにつながっていく住まいであるという視点で様々なデザインを決めます。
もちろん、好みもあるのでデザインにも多少の幅はでてきますが、長い時間軸で考えてもそれに耐えうるデザインであることが大切だと思っています。
以上が私たちがご提案している家の方向性です。実物の見学をしていただければ、その良さをもっと感じて頂けると思います。
私たちが提案する住まいはできるだけ小さくつくって、高品質な住まいにする、ということを大事にしています。そういう方向性の家づくりに共感頂けそうな方ならきっと参考になる住まいだと思います。
いろいろな都合もあって直前のご案内となってしまいましたが、小さな家や平屋にご興味のある方は下記のフォームに必要事項を入力してお申し込みください。
09月29日(土)10:00~15:00ごろまで
駐車場所の関係があるので
以上4つの時間帯でご都合の良い時間をお知らせください。
<開催場所>
知多郡東浦町
※申し込みを頂いた方に案内図をお送りします。