マンションの耐用年数の前にそのリノベーションは長持ちするのか?前編
ここ最近は寒暖差が激しくて体調崩す方も多いみたいですね。うちの家族も私と末っ子以外は熱出たりしてぐったりしてます。ナントカは風邪をひかないということでしょうか(笑)。
さて、マンションリノベーションを検討している方の中にはマンションの耐用年数、耐久性が気になる、という方がいらっしゃいます。
せっかくリノベーションをしてもマンションの寿命が来たらお金をかける意味がないじゃん!と心配になりますよね。
結論から言えば100年以上は十分大丈夫だと思ってます。詳しくは当ウェブサイトの「中古マンションの寿命が心配です」をどうぞ。グラフや表が多くて面倒くさい内容になってるので時間かかると思いますが(苦笑)。
で不思議なことに、マンションの耐用年数、寿命は気にしているのに、肝心の住まいの中身についてはあまり気にしていないのかな?と思ったりします。
つまり耐久性を考えて内装の素材を考えないのかな~、ということです。仕事柄、古いマンションの中身を見ることが多いわけですが、どういう部分が劣化するのかがよくわかるんです。
例えば床。基本的にマンションの床ってフローリングが多いと思います。この床は直貼り防音フローリングというもので、床材を薄くして裏に溝を入れてふにゃふにゃと柔らかくしてます。さらに下の階への防音性を高めるために裏にクッションがついてます。
ある程度の防音性はあるんですけど、薄いことと、床が常に動く(曲がって変形すると言えばいいのかな?)ので耐久性があまり強くないんですね。
下の写真みたいに表面がボロボロになってくるんです。まあ、暮らし方によってはきれいに住まう方もいますが、早いと10年でボロボロになることもあるみたい。
あとは窓枠です。マンションの場合、サッシの断熱性が非常に貧弱なので、たいていは結露します。その結露水が窓枠を濡らすのですが、窓枠部分がシート張りだと表面がめくれてくるんです。
そもそも結露するのがダメなんですが、こういう表面にシートが貼ってある素材ってマンションに限らず、普通に使われてます。安いし、表面がツルってしてるんで拭き掃除もしやすいというわけです。
マンションの寿命が来る前に家の中の素材がボロボロになってきますから、そういう意味ではマンションの耐用年数を気にしなくても大丈夫だと言えますね(かなり毒を吐いてますね・・・)。
どんな建材を使ったとしても劣化はしますが、シート張りの建材のこういう耐久性への弱さを見ると積極的に使いたいとは思えないんです。
じゃあ、どんな素材を使えばいいのか?については長くなったので次回に続きます!