名東区、緑区の中古マンション状況
名古屋市の中古マンションが一体どういう価格帯で売られているのか?検索サイトで見れば簡単にわかりますが、その地域のだいたいの相場観といったものは、ただぼんやりと検索してもなかなかその実態が見えにくいです。なので、今回、築年数や最寄り駅からの距離、広さといった内容と比較できるようにエクセルで情報をまとめて分析してみました。
人気の名東区と、地下鉄も延伸し住む人も増えてきた緑区の2地域を調査対象としました。情報元はみなさん必ずチェックするであろうSUUMOです。
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検索条件ですが、私たちは中古マンションを購入してリノベーションするということをおすすめしていますので、それを踏まえた条件としては価格が1500万円以下、大きさは65~85㎡程度、を基準としましたのでそれ以上の価格情報は考慮してません。65㎡以下の小規模案件も今回は対象外としています。
さて、初めに断っておきますが(というかすでに感じていると思いますが)、今回は文章だらけです(苦笑)。こういうデータをまとめて分析するとどうしてもそうなってしまいますので、ご了承ください。でも、名東区、緑区の中古マンションを検討している人にはなかなか参考になると思いますよ~!
では、まずは名東区。
この条件では築年数は30~45年と比較的古いです。上社や本郷、一社、藤が丘といった駅まで10分程度以内で15~20万円/㎡という価格が一般的な感じです。築年数の割にはちょっと高い感じがしますが、やはりそれだけ人気のエリアなのでしょう。ただ、築年数が古いといっても、駅まで徒歩10分程度だからなぁ・・・これは結構魅力的かも。なお徒歩15分以上だと12万/㎡以下位になっていてさらに安くなります。
なお予算を2000万円まで増やすと築年数20~30年の案件が出てくるのですが、駅まで10分程度で20~25万円/㎡という価格帯になります。先の内容と比べると5万円/㎡高くなる感じですね。
次に緑区。緑区は大きく名鉄沿線と地下鉄沿線で分けます。まずは名鉄沿線。出ている案件の最寄り駅は有松と鳴海が多かったです。まずは最寄り駅が鳴海の場合、築年数は20年程度と新しくても徒歩15~20分と少し距離があるためか、20万円/㎡に満たない価格帯。でも徒歩12分と近くなると25万円/㎡ほどでした。
鳴海は急行が停車しますが、有松は停車しません(準急は停車します)。なので有松の方が安くなるのでは?と思ってましたが、意外に22~23万円/㎡と鳴海よりも高い。もしかしたらリフォーム済み物件なのかもしれませんが、情報を見る限りだとリフォーム済み、という表記がない。駅まで10分以内という近さによる相場なのかもしれませんね。ちなみに、有松には定期借地権(残48年)のメゾネットタイプという変わった案件もありました。
中京競馬場前は有松と同じように準急が停車しますが、有松よりも安め。周囲の環境などで差があるのかもしれませんね。
地下鉄沿線では築40年前後、徒歩10分前後で7~10万円/㎡という感じ。比較的リフォーム済み案件が多いように思います。リフォーム済みの案件だと15万円/㎡以上になってきますね。築20年程度、徒歩15~20分で17~20万円/㎡くらい。築25年前後、徒歩10分程度で20~23万円/㎡くらいでした。
以上が今回の調査状況の概要です。
データで物件を網羅的に見ると「㎡単価」が最寄り駅までの距離、築年数とどういう関係性があるのかが何となく見えてきます。庭付きの案件だったり、個別のケースでは上記のケースから外れる場合もあるんですが、こういう軸があることで物件を客観的に評価できるのがポイントですね。
データをつくるとより「なるほど~」と相場観が養われるのでおススメなのですが、まあ、ちょっと面倒ではあります。
せっかくデータをつくったので名東区、緑区を検討している方でご興味がありましたらPDFにてデータをおくります。下記クリックして仲田のメールに「中古マンションデータ・名東区、緑区希望」とでもしてご請求ください。
今後は他の地域についても随時チェックしていきますのでお楽しみに!!