マンションリノベーションの防音対策は乾式二重床で!

以前のブログで、稲沢市Fさまのマンションリノベーション現場は解体が完了したところまでお伝えしました。
あれからはや3週間ほど経過しております・・・。

ええ、もちろん、現場はちゃんと順調に進んでいます。
Fさまとも現場打合せなどして問題なく進んでいます。

問題なのはブログ更新の頻度ですね(汗)。

ということで、現場状況からはずいぶんと遅れておりますが、今回は乾式二重床の施工についてお伝えいたします!

実際にマンションに住むことを考えると、下の階への音の問題が気になるところですよね。
とかく、おしゃれな施工事例がクローズアップされがちなマンションリノベーションですが、
目に見えない部分について、どう対処するのかは、計画する会社の姿勢が問われるところではないかと思います。

一般的にはコンクリートの床の上に、クッション付きの床材を張り付ける方法が多いです。
そこそこの防音性能はあるのですが、耐久性に難もあるし、つるつるした床材は正直心地よさも少ない。
それなりにコストも抑えられますが、住み心地の良さと比例しないのですね。

で、工事はちょっと面倒ですが、私たちは乾式二重床工法を標準採用しています。
新しく床の下地をつくって基本的な防音性能を高め、さらに仕上げの素材は合板床ではなくて、本当の木の床をはるのです。

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写真のようにコンクリートとの間に空間があるので音が伝わりにくくなります。
ここで注意したいのが、ただ空間が空いていればよい、というものではないということです。

特に大事なのが壁際で、この二重床が「壁に接触しないようにする」ことが肝心です。
そうしないと、せっかく二重床でも壁を伝わって下へと音が伝わってしまうのですね。

床を上げるとその分天井の高さが低くなるという唯一の弱点もありますが、意外と高さが低くてもさほど気になりません。これは実際の現場で体感してもらうしかない部分ですが・・・。

ただ、この空間を利用して配管スペースも確保できるので、マンションにありがちな段差がかなりなくなります。ということは、水回りの位置もある程度変更できるので間取りの自由度も広がるというメリットもあるのです。

今回はトイレの床だけ6センチくらいあがりますが、そのほかは全てフラットなのですっきりとした印象にもなります。

ということで、以上、二重床工法についてでした!

ただいま現場は壁の下地も大体完了して天井に木の板を張っています。
ちかぢか完成見学会のご案内もしたいと考えています。4月の中旬を予定していますのでお楽しみに~!

ちなみに、ですが、工事中の現場を見てみたい!という方は個別に対応させていただきますので、
お気軽にご相談くださいね。