安城市南安城 S邸マンションリノベーション
2018年1月竣工
物件概要/1994年築/71㎡
一般的な南北に長い物件。玄関からリビングへとつながる廊下、土間収納といったメインスペースの天井は杉板、格子戸に囲まれたスペースがリビングに面している、といったこともあって全体的に木の存在感を強く感じる空間となっています。
格子が斜めになっているので目線を隠してくれるので来客時も室内をかくしてくれます。通風性もあるので空気もこもりません。
土間収納に面してユニットバスを計画し、窓を設けているので南北への通風性がとても良くなっています。
北側にサッシが2つある場合には標準的な浴室計画の方法です。この方法は非常におすすめで、必要な部屋数、全体の大きさとの兼ね合いで問題がなければ、ぜひとも採用して欲しいですね。
キッチンとダイニングのスペースの長さ方向は比較的コンパクトですが、キッチン背面の収納が充実していて収納に困ることはない計画です。
写真にはないですが、WCLOは格子戸のスペースとワークスペースを繋ぎつつ、廊下からもアプローチができるようになっています。使い勝手も良いですが、細かく仕切っていないので収納の仕方をいろいろと変えることもできます。
リビングにある700角の小上がり畳ユニットは通常では9台を一つにすると2.1m角となってちょうど良いスペースになりますが、今回は6台と少しコンパクトな計画。
ただ広いだけのリビングは意外と過ごしにくくなりがちなのですが、ちょっとした”よりどころ”があると居場所がいくつもできて、かえってスペースを広く使うことができます。畳のあるスペースは居心地を良くしてくれますね。