名東区勢子坊 A邸マンションリノベーション
2017年6月竣工
物件概要/1995年築/70㎡
閑静な住宅街にある低層マンションでのリノベーション事例です。床面積は約70㎡。今回の計画は元々の間取りの配置と実は大きく変わっていません。
にもかかわらず、住み心地も、暮らしやすさも収納量も、大きく変わっています。ポイントは不必要に大きかった個室を小さくし、収納をある程度集約し、回遊できる動線へとしたこと。
これにより暮らしやすさと使いやすさが格段に向上しました。また北側への風の抜けがずいぶん良くなり、気候のいい時期は風が本当に心地よく感じられる住まいです。
床は杉、壁と天井はデュブロンという100%自然素材でできた塗料で仕上げました。一部の天井はシナ合板として少し木質感を出してます。
小上がりのタタミと引き込みタイプの障子が軽い和のテイストを感じる空間になっていて、いつもの通り、戸建てのような雰囲気に。なお小上がりタタミの下は収納スペースになってます。
キッチンと洗面のタイルは昭和感ある濃紺のモザイクタイルです。今回もう一つのポイントが引込吊建具でタタミ室や洋室を仕切って使うようにしている点。
これによりタタミ室は寝室とリビングを広くするという二つの機能を持ちますし、洋室は家族数が増える、あるいは減る、といった際の変化にも対応できます。

小上がり畳スペースがあるLD。南面には吉村障子。すっきりとしてモダンな和の雰囲気。

小上がり畳スペースは連動引き戸を閉じて寝室に。

畳をめくると収納スペースがある。小上がり畳は腰掛けても、床に座って背もたれにしてもよい。

片寄せしてあった連動吊り引き戸を閉めた所。建具はチェリー突板仕様。

小上がり畳から見たリビング。シンプルなTVボードは設置の仕方など踏まえて製作。

LDKの全景。日中は開放的に。天井のシナ合板が程よく引き締めてくれる。

LDから北を見る。引き戸を開放すれば北の個室へと風が抜ける。

紺色のモザイクタイルと、置き型のガスコンロで昭和テイストな造作キッチン。

間仕切り建具を引き込んだ状態の北の個室。ベッド配置等を踏まえた最小スペースで計画。

間仕切り建具を閉じたところ。

玄関入って右を見たところ。

キッチンへとつながる洗面スペース。裏動線上に設けたことで明るく、風通しも良いので湿気がこもらない。

脱衣室。洗濯機上部には可動棚。床はコルクタイル。ひんやりしない。

WCLOは衣類量を踏まえて計画。

玄関横の収納。なお写真右には建具があるので寒い玄関スペースは区画されている。