稲沢市 F邸マンションリノベーション
2017年4月竣工
物件概要/1993年築/64㎡
元々暮らしていたマンションのリノベーション事例です。床面積は64㎡と比較的コンパクトな物件。
3部屋あるもののLDKは約24㎡程と少々手狭でした。Fさんの一番の希望は広く開放的な空間へと変えること。
家族構成の変化に伴って部屋数が減る分、LDKを40㎡近い大きさ!へと大胆に計画し、さらに動線が複数ある「回遊できるプラン」として、実際の大きさ以上に感じる開放感ある住まいとなりました。
なお今回はFさんが積極的に家づくりに参加したいという思いから、木部の自然塗料塗りやタイル張り、塗り壁などをDIYしています。
タイルはFさんお気に入りのちょっと変わった六角形の輸入タイル。アクセントで使うよりも、大胆に、たくさん使いましょう!とキッチン背面に張ってもらいました!
青色は洗面所も含め、タイルの基本色として路線を統一してます。杉板張りの天井に梁部分を塗り仕上げとしているためかリビング部分はとても柔らかい印象を受けますね。
見学会での感想ではとても過ごしやすくて居心地がよいという感想をいただきました。
新しくなったばかりの住まいは、普通「ヨソイキ感」があるものですが、自然素材の心地よさや細かな配慮がなされた計画等が居心地の良さを際立たせているように思います。
センスのいい小物の飾りつけの効果もありますね。暮らしが楽しくなるような空間です。

40㎡近い開放的なLDK。以前はサッシの真ん中で仕切られて開放感のない住まいでした。

LDK天井は杉板張り。木の家感が非常に強く出て、マンションには見えない雰囲気に。

開放感あふれるLDK。北へと風が抜けるプランにもなっている。

キッチンの奥には洗面脱衣スペース。動線も非常によい。

LDの壁は間接照明。これだけでも雰囲気のいい明るさになる。

間接照明はオレンジ系の色の方がより雰囲気をがいい。

オーナーFさん所有の六角形輸入タイルをアクセントに。楽し気なキッチンスペース。

キッチン背面は見せる収納。すっきりとさせつつ、収納量と使い勝手よく。

梁やPS位置をかわしながら製作した造作洗面。モザイクタイルでかわいらしく。

北側の寝室。玄関との間仕切り壁にFさん所有のアンティークステンドガラス。

寝室はベッドサイズを踏まえた最小源のスペースで計画。

寝室からWCLOを抜けてリビングに抜ける。動線、通風もよく、温度差も生じにくい。

左収納の下部はドッグゲージ設置場所。右スペースは家具調仏壇のスペース。

玄関横のシューズクローゼット。木の角材を並べた床はオーナーFさんのDIY。

玄関入ってすぐのコート掛けスペース。