中古マンションを購入する時って何をチェックしたらいいの?~管理費と修繕積立金
中古マンションのチェックのうち、管理状態の確認はそれほど難しいことではありません。
ポイントとしては「現場状態のチェック」と「管理費・修繕積立金の確認」の二つくらいです。
共用部分の状態を自分の目で見る
物件の条件とは別にマンション自体の管理状態がどうなっているのかを知っておくことはマンションの耐久性にもかかわってきますからとても大事です。
まずはマンションの周りを見てください。共用の廊下、エレベーターホール周り、エントランスといったマンション住人皆さんで使う場所が清潔でゴミが散乱していないかをチェックです。
これは自分たちで見ればわかると思います。汚くて雑然としているようなら住民さんたちの意識が低く、改善しようとする人がいないと言えます。
また駐輪場内の使い方も乱雑に置かれていないか、植栽の状態はどうかといった点も忘れずに確認しておくとよいですね。もしも管理費が安くても共用部分が清潔に管理されているのなら安心です。
なお管理費の目安としては規模等によっても幅がありますが平均額は15,000円前後ほどです。
参考資料はこちらをクリック:国土交通省の「平成25年度マンション総合調査結果」P164の表「管理費総収入/月/戸当たり」
なお物件をチェックする時にはバルコニーを見ると思いますが、その時は大きさだけでなくて外壁部分もしっかりとチェックしましょう。
タイルであれば目地部分のひび割れがないか、割れがないか、はがれていないかなどですね。窓周りはひびが入りやすいですし、要チェックです。大きく問題があれば部分的な修繕が必要な場合もあります。
修繕積立金はどうか
現場チェック以外に不動産会社さんに確認しておくべきこととしては
・修繕積立金が適切に積み立てられているか
・長期修繕計画があるか
・そのマンションの空き家数がどうか
以上の3つです。
これはマンション自体の耐久性にもつながることですからこの3点ができていない物件の場合、購入には慎重になった方がいいですね。
また空き家数が長期間にわたってあまりに多いようだと修繕積立金も少なくなるでしょうから今後のメンテナンスに支障が出てくるかもしれません。
長期間にわたって空き家があるということは何かしら不便なことがある、建物に問題がある、管理がうまくいっていない、ということがあるかもしれないのでそういう意味でも確認しておきたいですね。
なお修繕積立金の目安は10,000円前後が多いようです。
参考資料はこちらをクリック:国土交通省の「平成25年度マンション総合調査結果」P195の表「現在の修繕積立金総収入/月/戸当たり」
積立金が安い場合、負担が少ないのはありがたいですが、あまりに安いと修繕の際に費用が足りなくて適切にメンテナンスができなくなる恐れもあります。
長期修繕計画があれば、おそらくはそれを根拠に積立の金額が設定されていると思いますのでそういう意味でも確認することが大事です。